東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

「命ある限り娘に会いに」 日航機墜落32年 きょう慰霊登山

 五百二十人が亡くなった一九八五年の日航ジャンボ機墜落事故から十二日で三十二年になるのを前に、現場となった「御巣鷹の尾根」の麓を流れる群馬県上野村の神流川で十一日夜、故人をしのぶ灯籠流しがあった。雨が降る中、遺族らは水面にゆらめく光に向かい、静かに手を合わせた。

 遺族や地元住民ら、参加者全員が河原で黙とう。墜落時刻の午後六時五十六分が近づくと、メッセージを記した灯籠を川に浮かべた。

 娘三人を亡くした兵庫県西宮市の田淵親吾さん(88)は灯籠に「空の安全!」と書いた。尾根に慰霊登山する予定で「今年も娘に会いに来た。命ある限り、登り続けたい」と力強く語った。

 父幸男さん=当時(48)=を亡くした東京都杉並区の会社員山本直幸さん(48)は家族四人で訪れ、「三十三回忌を無事に迎えられ、支えてくれた人に感謝したい」と話した。

 灯籠流しは遺族でつくる「8・12連絡会」などが主催し、毎年開催している。十二日は早朝から遺族らが慰霊登山し、午後には麓の「慰霊の園」で追悼慰霊式が開かれる。

 事故は八五年八月十二日に発生。乗客乗員五百二十四人を乗せた羽田発大阪行き日航123便ジャンボ機が墜落した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報