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【社会】

エンジン内の部品欠損 日航機出火 鳥衝突を否定

左エンジン(中央)のトラブルで、羽田空港に引き返し、緊急着陸した日航機=5日午後0時16分

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 五日午前、羽田発ニューヨーク行き日航機のエンジンから離陸直後に炎が出たトラブルで、国土交通省は同日、エンジン後部にあるタービンの金属製の羽根が複数箇所で欠けていたと明らかにした。

 日航は当初、鳥が機体に衝突するバードストライクの可能性を示していたが、エンジン内部に衝突の痕跡がなかったことから、その後に否定した。滑走路上からは機体から落下したとみられる粉々の部品が見つかった。日航は何らかのエンジン不具合が起きたとみて原因を詳しく調べている。

 国交省によると、日航6便ボーイング777は五日午前十一時、四本ある滑走路の一つで、ほぼ南北方向に延びるC滑走路を北向きに離陸した。直後、国交省東京空港事務所職員がモニターで左エンジンから炎が出ているのを確認し、滑走路北端に近い芝生から煙が上がっているのを発見。C滑走路を閉鎖し、点検に向かった事務所職員が部品を見つけた。滑走路は午後一時前に運用を再開した。

 日航によると、機体は安全に着陸できるよう房総半島沖を旋回中に、両翼の燃料タンクから余分な燃料を放出した上で羽田に引き返して正午すぎ、緊急着陸した。乗客にけがはなく、大半が別の機体に乗り換え、五日中に羽田を出発した。

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 日航は五日夕、二百四十八人としていた乗客乗員数を二百五十一人と訂正した。

◆異常燃焼、羽根に負荷か

<元全日空機長の前根(まえね)明氏の話> 炎が確認されており、エンジン内部で何らかの異常燃焼が起きた結果、タービンの羽根に高い負荷がかかって飛散した可能性がある。また製造過程でもともと羽根に傷が付いていて、それが金属疲労で飛散し、エンジン内のほかの部品を傷つけ、内部の空気の流れに影響して異常燃焼が起きた可能性も考えられる。

 

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