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【社会】

車内段差なくします 都営バス 東京五輪へバリアフリー化

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 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向け、東京都は一八年から都営バスに、バリアフリーに配慮して車内通路の段差を解消した「フルフラットバス」を、路線バスでは国内で初導入すると発表した。バスの車内通路では乗客が転倒するケースもあり、高齢者や障害のある人らにも利用しやすいという。(森川清志)

 都営バスは現在、約千四百六十台すべてが、乗降口の階段をなくして低床化した「ノンステップバス」となっている。フルフラットは乗降口だけでなく、車内通路の後方まで段差をなくした。タイヤ上部の位置に当たる席に座るための階段などは残る。

 都営バスでは八月、七十代の女性が後方の階段付近で転倒し、腰の骨などを折った。都の担当者は「階段ではバランスを崩しやすい。後方まで移動しやすくなることで、混雑緩和も期待できる」と話す。運転手が乗客の動きに注意する負担も軽減できるという。

 都交通局によると、フルフラットバスは欧州では主流でロンドンやパリ、ベルリンでは八割前後まで普及している。しかし車幅二・五五メートルが多く、二・五メートルを超えないという日本国内の基準に適合しないため輸入できず、国内仕様で発注することとした。今年十一月に入札を行い、来年中に二十九台を導入する。使い勝手や乗客の評判を確認した上で、台数を増やしていくという。

 都は一九九六年度に、ノンステップバス二台を初めて導入。九八年の長野冬季五輪時には、都のノンステップバス十五台を貸し出したこともある。

 

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