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【社会】

O157で3歳女児死亡 総菜店食中毒で初

 埼玉、群馬両県の系列総菜店で購入したポテトサラダなどを食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染した集団食中毒で、前橋市の店舗で買って食べた子ども一人が死亡していたことが、同市への取材で分かった。一連の問題で死者は初めて。

 この集団食中毒を巡っては、フレッシュコーポレーション(群馬県太田市)が運営する埼玉県と群馬県の「でりしゃす」系列店で、八月にポテトサラダやマリネを買って食べた二十人がO157に感染。今月十二日には、前橋市の「六供(ろっく)店」で新たに二人が感染したと連絡があった。亡くなった子どもがいずれに含まれるかは不明。六供店は十三日から営業を自粛している。

 「でりしゃす」は食中毒を受け、当初は八月二十四日から系列店全十七店舗の営業を自粛。六供店と、埼玉県熊谷市の「籠原店」が営業停止処分を受けた。その後、衛生管理に問題がないことが確認されたとして、今月七日に全店舗の営業を再開したばかりだった。

 ポテトサラダを製造した群馬県高崎市の食品加工工場や各地の店舗が自治体の調査を受けたが、サンプルや調理器具などからO157は検出されず、混入経路は分かっていない。

    ◇

 厚生労働省によると、O157に感染して死亡した子どもは、東京都内の三歳女児。

<O157> 腸管出血性大腸菌の一種で、少量でも食中毒の原因となる。発熱や下痢、血便を引き起こし、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を併発して死亡することもある。抵抗力が弱い乳幼児や高齢者は重症化しやすい。生または加熱が不十分な肉、野菜など幅広い食品で感染例がある。75度で1分以上加熱するか塩素で殺菌する。1996年には堺市で集団食中毒が発生し9000人以上が感染、小学生3人が死亡した。

 

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