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【社会】

加熱総菜を食べた3歳児が死亡 O157 二次汚染の可能性

 埼玉、群馬両県の系列総菜店で購入したポテトサラダなどを食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染した集団食中毒で、前橋市は十三日、市内の「でりしゃす六供(ろっく)店」で購入した総菜を食べた東京都内の女児(3つ)が死亡したと発表した。一連の食中毒で死者が出たのは初めて。 

 市によると、女児と親族らは八月十一日に同店で購入した総菜をその日に食べた。このうち女児と市内の六十代の女性が、数日後に食中毒とみられる症状を訴え、女児は腸管出血性大腸菌による溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して入院。今月上旬に死亡した。

 二人は加熱商品のタケノコやエビの炒め物、てんぷら、きんぴらを食べていた。ポテトサラダなどのサラダ類は食べていなかった。

 これまでの調査で、店の従業員や調理場の設備からO157は検出されていない。一方、大皿に盛られた総菜を客が取り分けており、トングなどの手で持つ部分が総菜の中に入った状態も散見されたという。

 市保健所は「保菌者の客の手から感染した汚染が拡大した恐れがある」と販売段階の二次汚染の可能性に言及。同店は十三日から休業した。

 厚生労働省によると、この食中毒では、フレッシュコーポレーション(群馬県太田市)が運営する埼玉県と群馬県の「でりしゃす」系列店で、ポテトサラダなどを食べた二十二人がO157に感染したことが判明。感染者は、今回の二人を加えて二十四人となった。同社は八月二十四日から全十七店舗の営業を自粛し、今月七日に再開していた。

 亡くなった女児から検出されたO157の遺伝子の型は、一連の食中毒による感染者や、全国各地で検出されている型と一致した。同社は「お客さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます」とのコメントを出した。

 

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