東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

チャイルドシート着用を 未使用で致死率7.9倍

写真

 死傷者のいる交通事故のうち、六歳未満の幼児がチャイルドシートを使わなかった場合の致死率は、使用時に比べて七・九倍高いことが、警察庁の分析で分かった。幼児の死亡・重傷事故では、抱っこや大人用シートベルトの着用で済ませていたケースが四割を占めており、警察庁は「抱っこなどでも大丈夫と思っていても、実は安全でないことを知ってほしい」と呼びかけている。

 道路交通法でチャイルドシート使用が義務づけられている六歳未満の幼児を対象に、警察庁が過去五年間(二〇一二〜一六年)にあった死傷事故での使用状況を調べた。チャイルドシートを使わなかったケースの詳細分析は初めてという。

 乗車中に死亡した幼児は五十六人で、71%の四十人がチャイルドシートを使っていなかった。一方、軽傷者では75%が使用していたことなどから、チャイルドシートを使わないと重大事故につながりかねない危険性を裏づけている。

 チャイルドシートを使わずに死亡、重傷を負った幼児と、運転者との関係を調べると、67%が運転者の子ども、19%が孫だった。子どもが着用を嫌がったり、祖父母の乗用車にシートの持ち合わせがなかったりする場合に「抱っこなどで済ませてしまう油断、気安さがあるのではないか」と担当者はみている。

◆日没前後 増える事故

 警察庁は二十一日に始まる全国交通安全運動に合わせ、日没が早くなる十二月にかけて、薄暮(はくぼ)の時間帯(日没の前後一時間)に死亡事故が大幅に増えているとして、ヘッドライトの早め点灯を呼びかける。

 上向き(ハイビーム)を活用すれば、歩行者との衝突を避けられた可能性が高い夜間の死亡事故が、昨年は百二十六件あったことが判明。対向車や先行車がない場合、ハイビームを活用するよう促すという。

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報