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【社会】

基地来場者に銃触らせる 「横田」祭り、市民団体抗議

日米友好祭の会場で銃に触る来場者=東京都福生市の米軍横田基地で(岸本正人さん提供、一部画像処理)

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 米軍横田基地(東京都福生市など)で十六、十七日に開かれた日米友好祭で、実物の銃を子どもを含む来場者に触れさせていたことが分かった。過去には厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)や横須賀基地(横須賀市)、陸上自衛隊練馬駐屯地(練馬区)でも同様の問題があり、市民団体メンバーは「戦争のための武器を市民に触れさせてはならない。繰り返されるのはとんでもない」と批判している。

 十六日に横田基地を訪れた東京平和委員会事務局長の岸本正人さん(55)によると、会場の入り口近くでは一人五百円を支払うことで銃を持って記念撮影することができた。別の場所では機関銃を装着した軍用バギーやライフルなどが置かれ、来場者は自由に触ることができた。銃に弾は入っていなかったが、引き金を引くなどの操作は可能で、家族連れらが交代で触っていたという。

 横田基地は本紙の取材に、他の基地に所属する米兵が「使用不能な銃」を十六日に来場者に触らせていたことを認め、「問い合わせがあり、不快に感じた人もいたため、やめさせた」と説明。十七日は展示のみに切り替えたとしている。

 岸本さんは、二〇一二年に練馬駐屯地で起きた問題を受け、市民には銃に触れさせないよう自衛隊が通知を出したことを挙げ、「在日米軍でもルールをつくるべきだ」と強調した。

 地元の市民団体「横田基地の撤去を求める西多摩の会」は防衛省横田防衛事務所を通じ、横田基地に司令官宛ての抗議文を提出し、再発防止を求めた。代表の高橋美枝子さん(75)は「日米友好をうたったイベントにもかかわらず、銃を触らせるようなことは二度としてはならない」と話した。

 

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