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【社会】

国内未承認の美容機器 無許可販売の疑い 大阪の社長ら逮捕

捜査員に付き添われ、自宅を出るセイルインターナショナルの坂口時彦容疑者(中)=25日、大阪市中央区で

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 国内で承認されていない顔のしわ取り用の美容医療機器を無許可で販売したとして、大阪府警生活環境課は二十五日、医薬品医療機器法違反の疑いで、大阪市住之江区の美容機器販売会社「セイルインターナショナル」の社長坂口時彦容疑者(62)=同市中央区=と元社員田中聡容疑者(47)=同市福島区=を逮捕した。他に共犯の一人も同容疑で行方を追っている。

 捜査関係者などによると、医療機器は米国製の「サーマクール」。電磁波で肌の奥を刺激してコラーゲンを増やし、小じわやたるみを取る効果があるとされる。未承認の医療機器は医師が厚生労働省の許可を得て、個人輸入して使うことは認められているが、国内での販売や譲渡は禁じられている。

 逮捕容疑は昨年十月〜今年一月、三回にわたり、東京都豊島区などにある三つの医療機関に、サーマクール三台を無許可で販売したり貸与したりしたとされる。坂口容疑者は「販売したのは米国の関連会社で、(自分は)輸入の事務代行をしただけ」と容疑を否認している。

 厚労省によると、セイル社は他人の医師免許の写しを使い、サーマクールを輸入。使用回数を制御する機能を無効にするなど部品の不正な改造をしたほか、使用済みの部品を転売した疑いもある。患者がやけどを負う被害も出ており、同省は今年二〜三月、使用中止を医療機関などに呼び掛け、大阪府警に刑事告発。府警は三月に同社を家宅捜索していた。

 セイル社はホームページによると、美容機器の輸入代行やレンタル、メンテナンス事業を行っている。

 

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