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【社会】

新国立工事の男性自殺 違法残業で是正勧告

 新国立競技場建設工事に従事していた東京都内にある建設会社の男性新入社員=当時(23)=が今年三月に自殺、遺族が労災申請した問題で、男性を含む複数の従業員に違法な長時間労働をさせていたとして、労働基準監督署が建設会社に是正勧告していたことが二十九日、関係者への取材で分かった。

 厚生労働省は新国立の建設工事に関わる建設会社などを調査、複数の会社で違法な長時間労働などの違反が見つかったため、元請けの大成建設に従業員の健康や安全を確保するように行政指導した。遺族側によると、男性は大学卒業後の昨年四月に入社。新国立の地盤改良工事の作業管理に従事していたが今年三月に行方不明になり、翌四月、長野県内で遺体が見つかった。

 遺族側が調べたところ、失踪前一カ月で約二百十一時間の残業が確認され、遺族は「過重労働が原因でうつ病などの精神疾患になり自殺した」としている。

 労基署は遺族が七月に労災申請した後、現場などを調査。他にも過重労働がないかも調べていた。

 

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