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【社会】

音で横断誘導 都内まだ15% ブロック付きは1000カ所程度

横断歩道の中央部に敷設されているエスコートゾーン=東京都内で

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 東京都内に設置された信号機のうち、目が不自由な歩行者に音で「青」を知らせる音響式は、全体の15%弱にとどまることが分かった。視覚障害者団体の設置要望に追いついていない。

 二十九日の都議会警察・消防委員会で、共産党委員の質問に警視庁幹部が答えた。

 警視庁によると、今年三月時点で都内一万五千七百八十五カ所の信号機のうち、音響式は二千三百三十六カ所。設置要望がある地区を中心に、毎年約百カ所ペースで増設している。

 横断歩道の一部に視覚障害者用の誘導ブロックを敷いた「エスコートゾーン」は、千八十七カ所。最近五年間では年に二十五カ所ほど設置している。

 日本盲人会連合によると、音響式信号機の設置は要望に追いついておらず、橋井正喜常務理事(66)は理由を「予算の問題に加え、音が出るため地域の理解を得るのが難しい面がある」と説明。「信号機の音は船乗りにとっての灯台みたいなもので、横断時だけでなく歩道を歩く頼りにもなる。エスコートゾーンもまだとても少ない」と話した。 (唐沢裕亮)

 

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