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【社会】

オスプレイ2機が緊急着陸 新石垣空港 1機、エンジン故障か

新石垣空港に緊急着陸した2機の米軍新型輸送機オスプレイ=29日、沖縄県石垣市で

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 二十九日午後五時ごろ、沖縄県の民間専用の新石垣空港(石垣市)に、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)所属の新型輸送機オスプレイ二機が緊急着陸した。防衛省沖縄防衛局などによると、一機の計器に異常を知らせる表示が出た。もう一機には異常はないとみられる。二機は軍事演習のためフィリピンに向かっていたという。

 新石垣空港管理事務所は、二機の着陸が事前に予定されていなかったと説明。エンジントラブルで着陸したとの情報を得ているとしている。

 オスプレイを巡っては、普天間飛行場所属の機体が八月にオーストラリア沖で墜落、死亡事故を起こしたほか、大分空港でも緊急着陸するなどトラブルが相次いでいる。

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は県庁で記者団に「今日に至るまで事故が繰り返され、本当に憤慨に堪えない。県として直ちに米軍などに抗議し、原因の究明や今後の安全管理の徹底を強く申し入れる」と述べた。県は沖縄防衛局に口頭で抗議した。

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 空港管理事務所や県によると、二機は午後四時五十七分と同五十九分に滑走路に着陸。その後、駐機場に移動した。複数の民間機は着陸できなかったり、遅れたりした。県警八重山署によるとけが人などの情報は入っていない。

 石垣市の市民団体「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」共同代表で医師の上原秀政さん(62)は「言語道断で驚きと怒りを覚える」と話した。緊急事態を理由に新石垣空港が使われたことに関しても「オスプレイの緊急着陸が各地で相次ぎ、既成事実化している。軍用機が簡単に民間空港を使えるとなれば、攻撃目標になりかねない」と批判した。

 中山義隆市長は「(米軍との窓口となる)沖縄防衛局には再発防止をお願いしたい」と語った。

 

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