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【社会】

茨城県神栖市 着工済み施設巡り住民投票 「見直し賛成」多数

 茨城県神栖市で建設中の防災アリーナの規模見直しの賛否を問う住民投票が一日に実施され、「見直し賛成」の票が、反対票を上回った。着工した公共工事を止めるかどうかの異例の住民投票で、市民は巨額の公共施設に対し、「ストップ」を選択した。

 賛成は一万三千八百十二票で、反対は一万一千四百八十二票だった。投票率は33・4%。

 市の住民投票条例では、結果に拘束力はないが、市長と市議会に尊重するよう求めている。保立一男市長は「(工事は)正式な手順で進めてきた。よく考えて今後を判断したい」と述べた。

 アリーナは五月に着工し二〇一九年六月の完成予定。総事業費は、十五年間の維持費を含め約百七十億円に上る。鉄骨地上二階建て延べ床一万九千平方メートルで、災害時は約一万人の一時避難所となる。メインの体育館に、音楽ホールや温水プールが併設される。

 見直しを求めていた市民団体「かみす市民の会」は「総事業費が巨額で、音楽ホールや温水プールは不要」と訴え、署名活動を実施。市議会は着工後の八月、住民投票条例を可決した。市民の会の伯耆(ほうき)進共同代表(69)は「市長が市民の声をどう反映するか見守りたい」と話した。

 

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