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【社会】

「求刑重すぎ」検察控訴 大麻所持で1年6月 判決是正求め

 東京地裁が三月、大麻取締法違反事件の被告に言い渡した有罪判決について、東京地検が「同様の事件と比べて求刑が重過ぎた」との理由で控訴していたことが五日、裁判関係者への取材で分かった。求刑の重さを理由とした控訴は異例。

 検察側は大麻所持の罪に問われた被告の男に懲役一年六月を求刑。地裁は三月に懲役一年六月、執行猶予三年の判決を言い渡した。

 大麻所持罪の最高刑は懲役五年だが、地検は過去の裁判例を調べ、同様の事件と比べて求刑が重過ぎたと判断、控訴を決めた。検察側は控訴審で懲役六月を求刑。東京高裁は六月、地裁判決を破棄し懲役六月、執行猶予三年とした。

 地検は「不当な量刑だったため、判決の是正を求めて控訴した」としている。

 元東京高裁判事の木谷明弁護士は「一般的な量刑より重過ぎる求刑や判決は、不公平となるため問題だ。検察の求刑が不適切なのはもちろんだが、それに寄り掛かって判決を出した裁判官も責任を免れない」と話した。

 

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