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【社会】

米軍ヘリ炎上「近く通過 危なかった」 民家から数百メートル 住民、不安訴え

 黒煙を上げ、激しい炎に包まれた米軍ヘリはプロペラがひしゃげ、骨組みがむき出しになっていた−。米軍基地が集中する沖縄県で十一日、普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが大破、炎上した事故。機体は約三時間にわたって炎上し、暗闇の中で消防が放水を続けた。

 現場は沖縄県東村(ひがしそん)の米軍北部訓練場に近接した牧草地で、国道から少し入った場所とみられる。住民によると、民家から数百メートルしか離れておらず、人が巻き込まれてもおかしくない状況だった。

 ◇ 

 「はじめは黒煙だけだったのが、赤い炎に変わって燃えている」。東村高江の木工製造業、伊佐育子さん(57)は事故直後に現場近くまで駆け付け、本紙の電話取材に様子を伝えた。米軍の救急車や消防車も到着し、待機していたという。「米軍のヘリが私らの家の上、生活圏の上を堂々と訓練場にしている。国は本当に何も言えないのか」

 同じく高江の清水暁(あきら)さん(46)は「ちょうどそばの県道を車で通っていた。危なかった」と、不安そうに振り返った。米軍では輸送機オスプレイのトラブルが相次ぎ、「最近はオスプレイの訓練は少ないが、他のヘリは飛んでいる。安心して暮らしたいので、ヘリパッドも基地も沖縄からなくしてほしい」と訴えた。

 普天間飛行場そばに住む山城賢栄(けんえい)さん(78)は「宜野湾では二〇〇四年に沖縄国際大学に墜落したし、いずれまた落ちる」と懸念した。 (辻渕智之)

 

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