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【社会】

福島から避難…仮設退去 世帯7割 なお都内に

 東日本大震災で福島県から東京都内に自主避難し、今年三月末で都内の「みなし仮設住宅」から退去した世帯の約七割が引き続き都内に住んでいることが、都の調査で分かった。そのうち、六割は「都内に住み続けたい」との意向を持っていた。都の担当者は「震災から六年が過ぎ、避難先の都内で生活基盤を築いた避難者が多いようだ」としている。

 調査の対象は、みなし仮設住宅として都営住宅などに暮らし、福島県による「住宅無償提供」の支援が打ち切りとなった三月末に退去した五百七十世帯。七〜八月にかけて実施し、百七十二世帯から回答を得た。

 現在住んでいる地域は都内が67%、福島県に戻ったのは26%、その他の府県が6%。今後の居住地では、都内在住世帯のうち57%が「都内に住み続けたい」とし、「まだ決められない」は30%、「いずれ福島県に戻りたい」は12%だった。

 自由記述欄では、福島に戻りたいが、生活への不安からためらう声などが寄せられた。五十代の世帯主は「戻っても周りには(既に)知人がいなくなっている」と帰郷を躊躇(ちゅうちょ)する心境を明かした。

 

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