東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

児童発 武蔵村山にモノレールを 第三小5年生が誘致へ動画・LINEスタンプ

モノレール誘致の動画を撮影する武蔵村山市立第三小の児童たち=東京都武蔵村山市の野山北・六道山公園で

写真

 東京都武蔵村山市立第三小学校(前川潤校長)の5年生児童が、武蔵村山の魅力を発信する動画や、無料通信アプリLINE(ライン)のスタンプの制作を進めている。都内の市で唯一鉄道が走っていない地元に多摩モノレールを誘致するPRに活用してもらうためだ。16日に校内で藤野勝市長やモノレールの広報担当者らに披露する。 (上田融)

 市北部の丘陵地にある野山北・六道山公園。今月二日、三小の児童がタブレット端末で動画を撮影した。「武蔵村山には鉄道が通っていません。不便です」「でも自然がいっぱいありますよー」。案内役の児童が元気な声を響かせながら、滑り台やアスレチック施設で遊ぶ姿を、撮影担当の児童が収録した。

 動画は五年一組(三十六人)が作り、完成品は動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップする。市のホームページからも閲覧できるよう依頼する計画だ。

 スタンプを手掛けたのは五年二組(三十四人)だ。市内で見掛けるタヌキ、学校の裏手の池にいるという言い伝えがあるかっぱ、特産の「村山かてうどん」をキャラクター化する。地域を紹介する文章を付けスタンプ購入サイトで販売、売上金を市のモノレール誘致活動に充てる構想を描く。

写真

 二つの企画とも児童が発案。動画の構成やスタンプのデザインも自分たちで考え、主に総合の時間で作業している。学年主任の阿南晃介(こうすけ)教諭(34)によると、きっかけは五月。保護者にモノレール延伸の是非をアンケートしたところ全員が「必要」と回答、児童も必要性を強く認識した。これを受け二学期、自分たちができる誘致活動について話し合い、動画やスタンプでPRすることを決めた。

 動画を提案した大木徳己(とくみ)君(10)は「モノレールを市内に延ばす計画があるけど、僕たちも実現のために声を上げて、早く作ってもらえるようもう一押ししたい」と意気込みを語った。

<多摩モノレール> 1998年開業。現在、上北台(東京都東大和市)−多摩センター(多摩市)の16キロで営業運転を行っている。武蔵村山市などが上北台以北の延伸を要望しており、国の交通政策審議会は2016年4月、JR八高線の箱根ケ崎(瑞穂町)付近までの約6.7キロ区間を「事業化に向け具体的な調整を進めるべきだ」と答申した。この区間の延伸が実現すると武蔵村山市に鉄道が走ることになる。

 答申は多摩センター以南について、八王子付近までが「事業計画について十分な検討を期待」、町田付近までは「導入空間となる道路の整備を見極めつつ事業化に向け具体的な調整を進めるべきだ」としている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報