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【社会】

「公表望まず」両親否定 記者過労死 NHKと食い違い

 NHKの佐戸未和(さどみわ)記者=当時(31)=が二〇一三年に過労死した問題で、NHKが今月まで公表していなかった対応を巡り、「遺族側代理人から家族が公表を望んでいないと聞いていた」と説明するNHKに対し、未和さんの両親や代理人弁護士は「事実と異なる」と否定し見解が食い違っている。

 NHKは、未和さんが長時間労働による過労死と認定された翌月の一四年六月に認定の事実を把握したが、今月四日まで公表しなかった。

 NHKは同日の記者会見で「代理人から聞いたところでは当時、外部への公表を望まないと言っていると伺った」と説明。今年七月の未和さんの命日以降、両親から過労死の事実を内部で周知するよう求められたことを受け、公表に至ったとしていた。

 だが、両親と十三日に記者会見した代理人の川人(かわひと)博弁護士は「私から公表しないでほしいと要請することはない」と主張。父親は「娘を突然失った喪失感と悲しみで公表を考えることもできなかった」とする一方、局内にすら伝えていなかったことに「初めての記者の過労死で、不名誉な案件のため表に出さないことにしているのではないかと疑念があった」とした。

 NHKは両親の記者会見を受けて十三日、「ご両親から指摘を受け、八月以降は会議などで周知をしている」とのコメントを出した。

 

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