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【社会】

常磐線、富岡−竜田で運転再開 残るは富岡−浪江20・8キロ

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 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で六年七カ月間、不通となっていたJR常磐線富岡(福島県富岡町)−竜田(同県楢葉町)の六・九キロの運行が二十一日、再開した。普通列車が一日十一往復する。

 残る常磐線の不通区間は第一原発が立地する双葉、大熊両町を通る富岡−浪江(同県浪江町)の二〇・八キロで、JR東日本は二〇二〇年三月末までの全線開通を目指している。

 午前六時五分に竜田駅を出発した始発列車には約三十人が乗り、車窓から外の風景にカメラを向ける姿が見られた。避難先の同県いわき市から昨年七月、楢葉町に帰還した無職草野厚子さん(60)は「ここまで復旧するのは本当に大変だったと思う。めでたい」と笑顔。「トンネルも昔のまま」と感慨深そうにつぶやいた。

 富岡駅では式典が開かれ、宮本皓一富岡町長は「運行再開を多くの町民が心待ちにしていた。今後の町の復興の大きな後押しになると期待している」とあいさつした。

 再開区間では地震で線路がゆがんだり信号や電柱が倒れたりしたほか、富岡駅の駅舎が津波で流失した。一六年六月から復旧工事を始め、今年九月に試運転を始めた。

 富岡町は原発事故で全町避難となったが、今年四月、富岡駅周辺などを含む大部分で避難指示が解除された。

不通となっていた富岡−竜田間の運転を再開し、富岡駅(奥)へ向かうJR常磐線の始発電車。手前は建物の解体で出た廃棄物を入れた袋の仮置き場=21日午前6時11分、福島県富岡町で

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