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【社会】

リベラル今こそ 立民、広がった共感

当選確実となった候補者の名前に花をつける立憲民主党の枝野代表(右)と長妻代表代行=22日午後9時56分、東京都港区で

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 公示前の議席を大きく上回り、躍進した立憲民主党。枝野幸男代表は午後九時五十五分、東京都港区のホテルに設けられた開票センターに登場した。長妻昭代表代行、福山哲郎幹事長と、三人とも党のイメージカラーの青いネクタイ姿。当選確実となった候補者の名前に花を付けていったが、笑顔はなく、表情は引き締まったままだ。

 枝野代表はテレビのインタビューに応じ、「上からの政治を草の根からの政治に変えていきたい。これが終わりではなく、スタート。立憲民主党を通じ、暮らしの声が届く政治を努力したい」と述べた。

 躍進の理由を問われると、「永田町の政治がいかに国民から離れているか。国会議員の権力ゲーム、数合わせみたいにとらえられていた。われわれは違う立ち位置で、政策理念の筋を通す。これが認められた」と語った。

 今後の改憲論議には「今の安保法制、集団的自衛権の行使容認を追認するような憲法改正には明確に反対していく」と明言した。

 党ができたのは公示直前の十月三日。民進党から多くの前職が希望の党へ流れる中、枝野代表が民進を離党し、一人で党設立の会見に臨んだ。「構成員は私一人。この場で一緒に戦ってくれる方を呼びかけたい」。笑顔もなく、硬い表情が船出の険しさを物語った。

 しかし、保守を掲げる希望の小池百合子代表がリベラル系の「排除」を明言したことなどを機に、反発した民進出身者が次々と合流。七十八人を擁立し、共産党、社民党とともに第三極としてリベラル陣営の存在感を示した。

 ツイッターやフェイスブックなどインターネットの交流サイトを駆使し、公式ツイッターのアカウントは読者(フォロワー)数が十八万人超と、政党の中ではトップに。選挙戦が進むにつれて支持が広がった。 (清水祐樹、蜘手美鶴)

◆「反応劇的に変化」長妻さん

 「理念を貫いて選挙直前に政党をつくり上げた。その前と後とでは有権者の反応が劇的に変わった。評価されたと思う」。東京7区の立憲民主の前職長妻昭さんは当選確実の報を受け、中野区の事務所で支持者と握手を交わした。

 七回目の当選。元記者の調査能力を生かし、消えた年金問題などで自民政権を厳しく追及。「ミスター年金」として名をはせ、民主党政権時には厚生労働相を務めた。

 しかし今回は、区割り変更で十万人以上の有権者が入れ替わったほか、七月の都議選で圧勝した都民ファーストの会の代表の父親が希望の党から立候補するなど不安要素もあった。

 自転車で選挙区を駆け回り、「立憲民主を政界の軸に育ててほしい」と繰り返してきた長妻さん。「今後も理念を明確に打ち出し、堂々と国会論戦していきたい」と表情を引き締めた。 (土門哲雄、山田雄之)

 

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