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【社会】

「解決引き延ばし 二重の犯罪行為」 訴訟被害者50人以上死亡 

 判決後の会見で、原告弁護団の西村隆雄団長は「昨年の京都地裁、今月二十四日の横浜地裁に続き、国だけでなく建材メーカーの責任を認めたことは大きなインパクトがある」と意義を強調した。

 今回の訴訟の被害者七十五人のうち、既に五十人以上が死亡している。国、メーカーの責任が認められる司法判断が相次いだことを踏まえ、「これ以上、解決を引き延ばすのは、二重の意味でも犯罪行為」と指摘し、被害者への謝罪や補償基金制度創設などを国やメーカーに求めた。

 元大工で石綿肺を患っている原告の高橋静男さん(76)=神奈川県平塚市=は、酸素吸入器を付けて車いすで会見に出席。「明日、仲間の墓前に報告に行きたい」と逆転勝訴を喜んだ。一方で、「まだ苦しんでいる仲間がいる。決着がつくまで闘う」と全ての被害者の救済を求めた。

 

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