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【社会】

「殺人の衝動 今も」 元名大生、控訴審の被告人質問

 名古屋大在学中に高齢女性を殺害し、高校時代にも仙台市で同級生ら二人に劇物を飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われ、一審で無期懲役の判決を受けた元女子学生(22)の控訴審公判が二十七日、名古屋高裁(高橋徹裁判長)であり、元女子学生は被告人質問で「一審判決後も人を殺したいという考えが浮かぶことがあった」と述べた。

 弁護側は一審同様、重い精神障害があり、責任能力を問えないと主張している。元女子学生は投薬治療などを受け続けているが、依然として殺人への衝動を断ち切れていないことが明らかになった形だ。

 この日の公判で元女子学生は「人を殺さない自分になりたい」と願望を語ったが「今も変わらず殺人の衝動があり、弁護士を殺したくなることもある」と明かした。

 一方で控訴審が始まる前の七月末ごろから、弁護士が差し入れた心理療法に関する市販の書籍を読み始め、ヨガや瞑想(めいそう)などを実践し「以前よりも、殺意を覚える頻度やそれが持続する時間が減った」と述べた。

 被告人質問終了後、弁護側が請求していた十一元三(といちもとみ)・京都大教授(児童精神医学)の証人尋問について、高橋裁判長は次回期日の十一月九日に実施することを決めた。

 名古屋地裁判決などによると、元女子学生は十九歳だった二〇一四年十二月、知人の森外茂子(ともこ)さん=当時(77)=を名古屋市の自宅で殺害。一二年五〜七月には、仙台市で同級生ら男女二人に硫酸タリウムを飲み物に混ぜ飲ませ、殺害しようとした。また仙台市の民家に放火し、住人を殺害しようとした。

 

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