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【社会】

上尾市長と議長 聴取 ごみ処理入札妨害疑い

入札情報が漏えいしたとされる事業が実施された西貝塚環境センター=埼玉県上尾市で

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 埼玉県上尾市が運営するごみ処理施設「西貝塚環境センター」での市発注事業の入札を巡り、最低制限価格などの情報を業者に漏らした疑いが強まったとして、埼玉県警は三十日、公契約関係競売入札妨害などの疑いで、島村穣(みのる)上尾市長(73)=上尾市、田中守同市議会議長(72)=同、さいたま市浦和区の設備機器点検・保守会社幹部ら二人から任意で事情聴取を始めた。容疑が固まり次第、逮捕する方針。

 捜査関係者によると、島村市長らは、今年一月に実施された西貝塚環境センターでペットボトルを圧縮成形する市発注事業の一般競争入札で、この会社の幹部らから依頼を受け、最低制限価格などを漏らした疑いが持たれている。

 同社は、二〇一四年一月末に実施された入札で同じ事業を約九千八百万円で落札。今回の入札は、この事業の契約期間が終わったために行われ、五社が参加し、同社とは別の業者が約八千万円で落札している。

 島村市長は、上尾市市民部長、市議などを経て〇八年に市長に初当選し、現在三期目。田中議長は市議五期目で、関東市議会議長会会長なども歴任した。

 西貝塚環境センターは一九九八年に完成し、敷地面積は三万八千平方メートル。ごみの収集や受け入れなどを行い、一日に三百トンの可燃ごみを処理する焼却施設や、粗大ごみの破砕機などの設備がある。焼却により発生する熱で蒸気タービン発電機を運転し工場内の電力を賄うほか、近くの温浴施設に給湯している。

 市はペットボトルの圧縮成形事業など、センター内のさまざまな事業の管理運営を入札で選定した業者に委託している。

 

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