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【社会】

ノーベル平和賞 授賞式出席 被団協・田中さん藤森さん

 ノーベル平和賞が決定した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の授賞式への出席者について、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は三十日、田中熙巳(てるみ)代表委員(85)=埼玉県新座市、長崎で被爆=と、藤森俊希事務局次長(73)=長野県茅野市、広島で被爆=の二人に決めたと発表した。

 被団協はICANと連携し、核廃絶運動を行ってきた。ICAN側から要請を受け、出席する被爆者の人選を内部で進めていた。十二月十日にノルウェー・オスロで開かれる授賞式では、カナダ在住のサーロー節子さん(85)=広島で被爆=が演説する予定であることが既に明らかになっている。

 田中さんは取材に「(被団協が受賞できず)わだかまりもあるが、全国の被爆者は喜んでおり、それを背負って行きたい」と決意を語り、藤森さんは「核兵器がない世界へのしっかりしたスタートが切れる。その期待を持って参加したい」と述べた。

 田中さんは十三歳の時、被爆。被団協を運営する事務局長を計二十年間務め、国際的な運動を先導した。今年、運動のシンボルと呼ばれる代表委員に就任した。藤森さんは一歳の時、被爆。授賞理由となった核兵器禁止条約制定の過程で、国連本部で被爆体験を語るなど活躍した。

 被団協は日本で唯一の被爆者の全国組織で、今年で結成六十一年となった。

 

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