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【社会】

「恐ろしい」住民絶句 9月ごろから異臭も 座間9遺体

 東京都八王子市の女性(23)が行方不明となった事件は、捜査の過程で浮上した神奈川県座間市のアパートに住む白石隆浩容疑者(27)が逮捕され、室内からは九人もの遺体が見つかった。インターネットの自殺サイトで知り合ったとみられる女性らとの間に、何があったのか。近隣住民は、衝撃的な事件の発覚に言葉を失った。

 現場アパートでは三十一日正午前、警視庁のトラックが横付けされ、鑑識の腕章を着けた捜査員が慌ただしく室内に入った。周囲には規制線が張られ、現場の部屋のある二階はブルーシートで目隠しされた。

 子どもを連れた母親らは、不安そうな表情で現場近くを行き交った。近くに住む主婦(83)は「恐ろしい」と言ったきり、絶句。「なぜもっと早く発見できなかったのか」と戸惑いを隠せなかった。

 別の主婦(30)は「アパートの前にクーラーボックスが置いてあるのを見たことがある。九月ごろから、腐ったような異臭がした」と明かした。

 アパートは二階建てで、小田急線の線路沿いにある。全部で十部屋ほどで、ほぼ同じ間取りのワンルームタイプという。住人の男性(40)は「単身者ばかりで、入居者同士の交流はほとんどない」と話した。

 この男性の自宅には三十日夕になって、捜査員が訪ねてきたといい、「二十五歳ぐらいのひょろっとした男性を見なかったか」と聞かれたという。

 近くに住む別の男性(70)は「三十日の夕方、車の音がばたばたするから外に出たら、警察の車両がたくさん止まっていた。二十年前に引っ越してきたが、アパートは既にあった。以前は結構入居していたみたいだが、今はそれほど埋まっていないのではないか」と話した。(加藤健太、原昌志、加藤豊大)

 

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