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【社会】

「被害者大半20歳前後」 白石容疑者

送検される白石隆浩容疑者=1日、東京都八王子市の警視庁高尾署で

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 神奈川県座間市のアパートで見つかった九人の遺体はどこの誰なのか−。警視庁は、行方不明になっている東京都八王子市の女性(23)が含まれているとみているが、身元はまだ誰も特定されていない。事件は異例の大量殺人ともみられており、警視庁は押収物やインターネット上の白石隆浩容疑者(27)のやりとりなどの分析を通じ、割り出しに全力を挙げている。 (谷岡聖史、鈴木弘人)

 「殺害した女性は多くが二十歳前後だった。十代もいた」。白石容疑者は被害者についてこう供述しているという。

 捜査一課は、司法解剖にDNA型鑑定など、遺体の分析を続けている。家族らから行方不明者届が出ている人物と特徴が合致しないかなども、確認を急いでいる。

 一課によると、白石容疑者は「被害者の財布から現金を抜いた」などと供述しているものの、身元が分かるような携帯電話、カード類、着衣はすべて捨てていた。自宅に残された物で身元を特定するのは困難となっているという。

 また、八王子市の女性がインターネットの会員制交流サイト(SNS)ツイッターに自殺願望を書き込んだことを機に接触したとみられることから、ネット上に、他の被害者の特定につながる痕跡がないかも捜査。ただ、白石容疑者が過去の書き込みを消している可能性もあり、難航が予想される。

 警視庁は事件発覚から三日目となる一日も午前十時前から、白石容疑者宅のアパートで現場検証を始めた。ワゴン車やトラック計五台がアパートに横付けされ、肘まで覆う手袋やマスクを着けた鑑識担当者が十人ほど、容疑者宅を調べた後、押収物とみられる物を入れたポリ袋をトラックに運び入れた。

◆両手で表情隠し 送検

 死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者は一日朝、警視庁の捜査本部が置かれている高尾署(東京都八王子市)から、東京地検立川支部(立川市)に送検された。黒縁の眼鏡をかけ、グレーの上着姿で車の後部座席に座り、報道陣が待ち構える中、表情を隠すように両手で顔を覆った。

 午前八時四十分ごろ、高尾署の地下駐車場から白石容疑者を乗せた車が姿を見せると、付近に集結した約百人の報道陣が殺到。カメラマンらが詰め寄り、フラッシュを浴びた白石容疑者は、眼鏡のレンズの下に指を入れ、両手で顔を押さえるように隠した。地検立川支部に入る際も両手で顔を覆い、表情をうかがうことはできなかった。

 

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