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【社会】

座間9遺体 女子高生ら6人特定へ 室内にカード・診察券

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 神奈川県座間市のアパートで九人の遺体が見つかった事件で、現場となった白石隆浩容疑者(27)=死体遺棄容疑で逮捕=の自宅から、行方不明になっている女性らのカード類が見つかったことが四日、警視庁への取材で分かった。現場近くで携帯電話の位置情報が確認された人もいた。捜査一課は、計六人の女性の身元特定につながる重要な手がかりとみている。このうち一人は、埼玉県内の女子高校生という。

 一課によると、見つかったのは交通系ICカード「Suica(スイカ)」やキャッシュカード、診察券など五人分。また、二人の携帯電話の位置情報が、現場を含む地域で途絶えていたのが確認された。このうち一人はカード類も見つかっている。

 六人の中には、女子高生のほか、事件発覚のきっかけとなった東京都八王子市の女性(23)が含まれている。一課は、行方不明者の親族の協力を得て、DNA型や歯の治療痕などの鑑定を進めている。

 白石容疑者はこれまで「身元が分かるカード類や携帯電話、衣類はすべて捨てた」と供述していた。だが、カード類はバッグの中などに無造作に入れられ、隠そうとした形跡はなかったという。六人以外にも、二人の身元特定につながる可能性のある情報もある。

 現場検証は四日午前までに大半が終了し、いずれも女性用とみられるバッグ五個と靴七足、刃こぼれしたなた、柄に血痕が付いたのこぎりなどを、新たに押収した。このうち淡い灰色のバッグは、JR八王子駅と小田急線相武台前駅のカメラに、八王子市の女性が白石容疑者とともに歩く姿が写っていた際に持っていた白っぽいバッグと同一の可能性がある。

 浴槽の縁や浴室前の廊下、二つの冷蔵庫の内部などで、少量の血液反応があった。白石容疑者は「遺体は浴室で解体した」「一人目と二人目は、冷蔵庫で一時保管した」と供述している。血だまりや遺体を引きずった跡のような大きな血痕は検出されなかったという。

 

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