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【社会】

座間9遺体 八王子23歳女性と確認 警視庁、殺人容疑で追及

 神奈川県座間市のアパートで九人の遺体が見つかった事件で、警視庁は六日、うち一人を東京都八王子市の田村愛子さん(23)と発表した。田村さんは十月二十一日から行方が分からなくなっていた。九人のうち、警視庁が身元を確認したのは初めて。

 白石隆浩容疑者(27)=氏名不詳の一人に対する死体遺棄容疑で逮捕=は、田村さんを含む九人全員について殺害を認めており、捜査一課は殺人容疑でも追及する。

 捜査一課によると、田村さんが使っていた私物や家族から採取したDNA型を、遺体と照合して身元を確認した。

 田村さんは十月二十一日午後六時半、八王子市内の施設の面接があったのを最後に行方が分からなくなった。二十三日にJR八王子駅(八王子市)と、白石容疑者の自宅近くの小田急線相武台前駅(座間市)で一緒にいるところが、駅のカメラで確認されていた。

 田村さんの兄が二十四日、「妹の行方が分からない」と警視庁高尾署に届け出。兄が田村さんのパソコンを調べたところ、会員制交流サイト(SNS)ツイッターで自殺に関する書き込みをしていた。

◆全被害者の情報浮上

 神奈川県座間市のアパートで九人の遺体が見つかった事件で、被害者の中に埼玉県の女子大生(19)と同県の女性(26)、神奈川県の女性(25)が含まれているとみられることが六日、捜査関係者への取材で新たに判明した。現場から三人の身元特定につながる重要な手掛かりが見つかっており、警視庁はDNA型鑑定などを進めて身元確認を急いでいる。これで九人全員の身元情報が浮上した。

 捜査一課の調べで、これまでに身元情報が浮かんでいたのは他に、埼玉県の高校二年の女子生徒(17)、群馬県の高校一年の女子生徒(15)、福島県の女子高生(17)、神奈川県の二十代の男女二人の計五人。

 捜査一課によると、現場の白石隆浩容疑者宅から押収した被害者のキャッシュカードや病院の診察券などのカード類、現場周辺で途切れた被害者の携帯電話の位置情報などから、身元情報が浮上した。

 白石容疑者は会員制交流サイト(SNS)ツイッターに、ハンドルネーム(インターネット上の仮名)「死にたい」で虚偽とみられる自殺願望を書き込んだほか、別のハンドルネーム「首吊(くびつ)り士」で自殺を手助けする内容を発信。こうした内容に興味を持つ女性らに接触を図ったとみられている。

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