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【社会】

<ニュース読者発>ひと味違う「八百屋塾」 客足戻せ 店主ら秋葉原で12日催し

「八百屋の存在をアピールしたい」と話す飯塚高史さん=東京都中野区で

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 「地域の八百屋を、もっと知ってほしい」―。東京都内の青果小売店主らが十二日、おいしい野菜や果物の見分け方、野菜の調理法、江戸東京野菜の味わいなどを紹介するイベントを千代田区のJR秋葉原駅前で開く。二〇〇〇年から勉強会「八百屋塾」を続け、野菜と果物のプロとしての腕を磨いてきた若手店主ら。今回は、その成果を消費者にも知ってもらう塾の拡大版。青果小売店を見直してもらい、客足を呼び戻そうという狙いだ。 (上田融)

 イベント「やっちゃば(青果市場)秋葉原〜学べるマルシェ」は、東京都青果物商業協同組合(近藤栄一郎理事長)が主催し、運営責任者は同組合本部青年会メンバーで、本紙読者の飯塚高史さん(50)。中野区中央四で「飯塚青果店」を経営する。一九八九年まで駅前に神田青果市場があり、今も同組合事務所を構える秋葉原を会場に選んだ。

 青果小売店は、多くの消費者が大型店に足を運ぶようになった影響で減少している。総務省によると、二〇一四年の都内にある店舗は約千九百店で、〇九年から約七百店減った。最盛期の一九七四年一月に一万人超いた組合員も、今年十月には千九百七十人になった。こうした危機感から、目利きや調理に生かせないかと、若手小売店主らを中心に、生産者らと毎月開いてきた「八百屋塾」には、毎回約五十人が参加している。

 今回、十数カ所のブースのうち、野菜果物の見分け方のブースでは、リンゴ、キノコ、ネギ、レンコンを題材に、組合員が見分けるコツを伝授する。例えばネギは、穂先を見て新鮮さを判断するそうだ。

 野菜の調理法のブースでは、ネギを油で蒸した「コンフィ」、すり下ろしたレンコンを入れた「ハスのみそ汁」などを試食できる。一風変わった料理を紹介して、野菜の消費拡大につなげたいという。江戸東京野菜のブースでは、練馬ダイコン、大蔵ダイコン、亀戸ダイコンを薄切りして焼き、食べ比べてもらう。

 飯塚さんは「私たちは一人一人が責任を持って商品を選び、販売し、食べ方も紹介する専門家。食の安全や健康志向が高まっており、多くの人が『八百屋』を再活用するきっかけになればうれしい」と話す。

 秋葉原駅前の秋葉原公園で、午前九時〜午後四時。問い合わせは同組合=電03(3251)5131=へ。 

 

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