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【社会】

座間9遺体 容疑者3月「自殺願望」投稿 半年前から女性物色か

 神奈川県座間市のアパートで九人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)が、三月から会員制交流サイト(SNS)のツイッターで自殺をほのめかす内容の書き込みをし、自殺願望のある女性らとやりとりしていたことが、警視庁への取材で分かった。捜査一課は、事件の半年ほど前から自殺願望のある女性を探していた可能性があるとみている。

 一課によると、白石容疑者は八月下旬から「死にたい」「首吊(くびつ)り士」のハンドルネーム(インターネット上の仮名)を使い、自身も自殺願望があるように装って書き込みをしていた。その後の調べで、三月から別の仮名を使って書き込みをしていたことが判明。ツイッターで相手を見つけると、自殺願望についてのメールを直接やりとりしていた。

 当時、白石容疑者は売春させると知りながら風俗店に女性を紹介したとして、職業安定法違反の疑いで逮捕され、保釈された直後だった。白石容疑者は自身の自殺願望について「全てうそ」と供述している。

 一方、八月下旬に現場となったアパートの契約をする際、白石容疑者は女性と共に不動産業者を訪ねていたことも分かった。最初に殺害された疑いのある神奈川県内の女性(21)だった可能性がある。

 不動産関係者によると、アパートは敷金、礼金は不要だが、銀行口座に一定額の預金がないと審査を通らない。一課は、白石容疑者が女性に「後で返済する」と偽り、自分の銀行口座に契約に必要な五十万円を振り込ませたとみている。

 捜査関係者によると、白石容疑者はツイッターで女性と知り合ったとみられ、女性の知人男性と三人で飲食したこともあるという。こうしたやりとりの中で、女性に貯金があることを知ったと供述している。

 さらに、複数の被害者について「事前に預金額や職業を聞いていた」という趣旨の供述をしているといい、一課は、金を奪う目的で被害者の暮らしぶりを把握して犯行に及んだ可能性もあるとみて、動機や経緯を調べている。

 

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