東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

座間事件 「自殺しない」置き手紙 最初に殺害?厚木の女性

切断遺体が見つかったアパート(左奥)の近くに手向けられた花束=10日午前、神奈川県座間市で

写真

 神奈川県座間市のアパートで九人の遺体が見つかった事件で、最初に殺害されたとみられる同県厚木市の女性(21)が、白石隆浩容疑者(27)=死体遺棄容疑で逮捕=と八月十三日に初めて会い、八日後に「自殺は絶対にしない」との置き手紙をして自宅を出ていたことが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は一連の事件のきっかけになった可能性もあるとみて、二人の間のやりとりや女性が殺害された経緯を調べている。

 白石容疑者は女性について「八月末に最初に殺害した」と供述している。捜査一課によると、女性は白石容疑者と会員制交流サイト(SNS)のツイッターで知り合い、八月十三日夜に初めて実際に会った。白石容疑者はこのときのことを、女性の知人で被害者の一人の同県横須賀市の男性(20)と三人でコンビニで酒を買い、近くの公園で飲んだと説明している。

 十九日には、白石容疑者が現場アパートを借りるために必要な五十一万円を女性が引き出し、手渡したという。二人はその後、一緒に不動産業者を訪れた。

 捜査関係者によると、置き手紙は二十一日に、女性の母親が帰宅して発見。自筆とみられる筆跡で「仕事が嫌になり、友達と住みたくなった。自殺は絶対にしない。一人で生きていけるよう頑張るが、無理なら必ず戻る」などとあった。

 女性はこの日から連絡が取れなくなり、三日後の二十四日早朝、女性の携帯電話が同県藤沢市の片瀬海岸の公衆トイレで見つかった。一課は、白石容疑者が事件発覚を恐れ、現場の自宅アパートから離れた場所に携帯を捨てるよう指示した可能性もあるとみている。

 近くの小田急線片瀬江ノ島駅では、身元が確認された群馬県邑楽町(おうらまち)の高校一年の女子生徒(15)が二十八日夜に改札を出たのを最後に行方不明となり、女子生徒の携帯電話も駅構内で発見されている。

 捜査関係者によると、白石容疑者は「江の島に行っていない」と供述していたが、その後は記憶が曖昧になっているという。

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報