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【社会】

「核兵器は人類の責任で廃絶を」 被爆者・和田さん バチカンで演説

11日、バチカンのシンポジウムで演説し、核廃絶を訴える被爆者の和田征子さん=共同

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 【バチカン=共同】日本原水爆被害者団体協議会(被団協)事務局次長で被爆者の和田征子(まさこ)さん(74)は11日、バチカンで開かれた「核なき世界」への展望や軍縮を議論する国際シンポジウムで演説した。和田さんは核兵器の非人道性を訴え、廃絶を強く要請した。

 和田さんは一歳十カ月の時、長崎で被爆。八十九歳で亡くなった母から繰り返し聞いた「地獄のような」体験について、これまでも米ニューヨークの国連本部などで伝えた。

 演説で和田さんは、核兵器は放射線の被害を無差別、広範囲に、長年にわたってもたらす「非人道的な兵器」だと批判し「再び使われれば、同じ苦しみを世界中が背負うことになる」と警告。

 被爆者らは経験を語ることで、当時の記憶に引き戻されるという苦しみも味わってきた。和田さんは「核兵器は正義ではない。つくった人類の責任で廃絶しなければならない」と強調。国連で七月に百二十二の国・地域の賛成により採択された核兵器禁止条約に反対する核保有国や日本などに対し、条約への署名と批准を訴え続けていく考え。

 

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