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【社会】

中野・介護施設殺害 首とあばら骨折れる

 東京都中野区の介護付き有料老人ホーム「ニチイホーム鷺(さぎ)ノ宮(みや)」で、入所者の藤沢皖(かん)さん(83)が殺害された事件で、藤沢さんの首とあばら骨が折れていたことが、警視庁への取材で分かった。捜査一課は、殺人容疑で逮捕された元介護職員の皆川久(ひさし)容疑者(25)=杉並区方南二=が、就寝中の藤沢さんの首を数秒間絞めた後、風呂場で体を浴槽に投げ入れたとみている。

 司法解剖の結果、藤沢さんののどの骨と、あばら骨三本が折れていた。一課によると、藤沢さんが八月二十一日夜から二十二日未明にかけて三回、布団を汚したことに、皆川容疑者が立腹。午前四時すぎ、ベッド上で首を絞めた後、風呂場に連れて行き、シャワー中に風呂場も汚れたため怒り、体を抱えて浴槽に背中から投げ入れたという。死因は、浴槽の湯で鼻や口をふさがれたことによる溺死とされている。

 皆川容疑者は「シャワーの時に怒りの頂点に達した」と供述。殺人容疑を「間違いない」と認めている。逮捕前の任意の調べには、「他の入所者からのナースコールで目を離し、戻ったら溺れていた」と説明していた。その後の捜査で、藤沢さんはパーキンソン病で自力で大きく動けないうえ、浴槽の底には滑り止めのマットがあり、入浴中に一人で溺れたという説明に、不自然な点が浮上した。

 

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