東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

衆院委 きょう審議 加計獣医学部 文科相認可

 林芳正文部科学相は十四日、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が政府の国家戦略特区制度を活用して愛媛県今治市に岡山理科大獣医学部を新設する計画を認可した。大学設置・学校法人審議会の九日付答申に沿った。与野党は新設問題を審議する衆院文科委員会の開催を巡り、質問時間の配分で調整が難航。与野党で「一対二」とすることで折り合い、十五日開催で合意した。慣例より野党分の比率が圧縮されたが、今後の前例にしない方針も確認。野党は認可理由などをただす構えだ。

 林氏は十四日の閣議後会見で「大学設置基準などの法令に適合していると判断されたもので、答申を尊重した」と述べ「特区のプロセスの中で認められた学園の構想に沿っていることも確認した。手続きに瑕疵(かし)はない」と話した。認可で来年四月の開学が正式に決定。一九六六年以来五十二年ぶりに獣医学部が新設される。

 設置審は答申に至るまでに、学園の計画には教育課程や組織編成、獣医師の需要見込みなどに不十分な点があるとして多数の是正意見を付けていた。学園が修正を重ねて是正意見は全てクリアしたが、野党はこうした経緯から、特区での学部新設を認める際に政府が設けた「既存の大学では対応困難」などの四条件を学園の計画が満たしているのか疑問視している。

 林氏は会見で「四条件を満たしていると確認した」と強調。菅義偉官房長官も会見で「指摘されることはない」と述べ、設置審の議論を通じて問題は解消されたとの認識を示した。

 十五日の文科委は午前八時半に開会し、四時間審議する。与党と野党で「二対八」が慣例だった質問時間の配分割合を「五対五」に改めるとする自民党の要求を巡り調整が難航していたが、与野党で「一対二」とし、野党に二時間四十分を割り当てることで折り合った。

 学園の加計孝太郎理事長は安倍晋三首相の友人。計画を巡って「総理の意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと記載された記録文書が見つかり、野党などが追及している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報