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【社会】

亡き娘の花 震災伝えて 母ら仙台の球場に菊植える

Koboパーク宮城にフランス菊の苗を植える佐藤愛梨ちゃんの母美香さん(右から2人目)と妹珠莉さん(右端)=19日、仙台市で

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 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市の幼稚園児佐藤愛梨(あいり)ちゃん=当時(6つ)=の母美香さん(42)らが十九日、プロ野球楽天の本拠地「Koboパーク宮城」(仙台市宮城野区)に、愛梨ちゃんが見つかった場所に咲いていたフランス菊の苗を植えた。「防災を考えるきっかけにしてほしい」と、全国での植栽を目指している。

 美香さんや支援者の芸術家菅原淳一さん(53)が続けている、震災の教訓を伝えるプロジェクトの一環。菅原さんが現場から持ち帰った一輪から苗を増やし、これまでに静岡県や熊本県など十五都府県で植えた。

 この日は美香さんや、愛梨ちゃんの妹珠莉(じゅり)さん(10)、支援者ら約六十人が参加。外野スタンドの一角にある公園に「きれいなおはなをさかせてね」などと願い事を書いたプレートと一緒に、三十株を植えた。野球が大好きで、観戦に訪れたこともあるという愛梨ちゃん。春には白い花を咲かせ、来場者を迎える。美香さんは「愛梨との思い出の場所に植えられてよかった。訪れるたくさんの親子に、命の大切さを考えてもらいたい」と話した。

 

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