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【社会】

雷門の柳、惜別 浅草寺に半世紀超 新たに植樹予定

向かって左側に柳の木が植えられていた雷門(改修工事中)=10月12日、東京都台東区で(井上幸一撮影)

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 東京を代表する観光名所・浅草寺(東京都台東区)の雷門前に半世紀以上あった柳の木が今月十一日に伐採され、残念がる声が相次いでいる。高さ約十二メートルの門に迫るほどの樹高を誇り、しだれ柳の緑が朱色の門に彩りを添えていた。寺は「木が腐っており、安全面を考慮した」と説明。今後、新たな木を植える予定という。

 「子どものころから当たり前のようにあった。風情があったのに寂しいね」。雷門近くに店を構える老舗包丁店「かね惣(そう)」を兄と営む平野明さん(53)は嘆く。

 ネット上では伐採されてから「風に揺れる柳が好きだったのに」「雷門と柳はセット。ないと変だ」「浅草らしい風景がなくなった」などと悲鳴にも似た投稿が相次ぐ。

伐採後の雷門=11月22日(川田篤志撮影)

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 この柳が植えられた時期は不明。浅草寺によると、焼失してから九十五年ぶりに雷門が再建された一九六〇年当時には既にあったという。

 この秋の台風で長い枝が折れたことから造園業者が調査し、木が腐っていることが判明。雷門前は常に観光客でにぎわっており、寺は「安全を最優先に考え」伐採した。新たに植える木の品種は柳を含めて検討中という。時期は未定。 (川田篤志)

 

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