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【社会】

北朝鮮から木造船漂着 秋田、8人保護「漁していて故障」

秋田県由利本荘市の「本荘マリーナ」付近に漂着し係留された木造船=24日午前9時38分

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 二十三日午後十一時半ごろ、秋田県由利本荘市の海岸付近に不審者がいると近くの住民から一一〇番があった。県警由利本荘署員が駆け付け、船舶係留施設「本荘マリーナ」で、外国のものとみられる船が漂着しているのを発見。木造船で男性八人が乗っており「北朝鮮から来た」と説明、朝鮮語らしい言葉を話している。

 小此木八郎国家公安委員長は二十四日の閣議後の記者会見で、漂着した八人が北朝鮮から来たことを認めた上で、漁をしていて船が故障し漂着した、と説明していると明らかにした。県警も「亡命や脱北者の可能性は低い」との見方を明らかにした。捜査関係者によると、早期帰国を望んでいるという。船内には水揚げしたとみられるイカがあった。

 船のプレートにはハングルで「チョンジン」と読める表記があり、日本海に面する北朝鮮北東部の都市、清津の可能性がある。

 署は八人を保護。通訳を交え、仙台入国管理局と共に、漂着した経緯について事情を聴いている。いずれも命に別条はなく、厚手の服装だった。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で「政府として、関係機関が一体となって適切に対応する」と述べた。

 日本海側では国籍不明の船が度々見つかっており、青森県内では十九日と二十日、海岸に木造船が打ち上げられているのが相次いで見つかり、いずれの船体にもハングルとみられる文字が書かれていた。

 秋田県内では、二〇一五年十一月に能代市の海岸に木造船が漂着し、船内と付近で、一部白骨化した男性二人の遺体が見つかった。

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