東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

「不撓不屈」の闘争称賛 辺野古反対派に国際平和賞

24日、バルセロナでの授賞式でメダルを受け取る「オール沖縄会議」の高里鈴代共同代表(中央)と、花束を受け取る安次富浩さん(右)=共同

写真

 【バルセロナ=共同】ドイツ・ベルリンに本部を置く国際平和団体「国際平和ビューロー」(IPB)は二十四日、スペイン・バルセロナで今年のショーン・マクブライド平和賞の授賞式を行い、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する政党や団体でつくる「オール沖縄会議」に授与した。同会議の高里鈴代(たかざとすずよ)共同代表(77)がメダルを受け取った。

 IPBはオール沖縄会議の活動を長年にわたり米軍基地に反対し続けてきた「不撓(ふとう)不屈の非暴力闘争」と称賛し、満場一致で授賞を決めたとした。普天間飛行場については「世界で最も危険な軍事基地の一つだ」と指摘した。

 高里さんは英語でスピーチし、米軍機の事故が繰り返されるなどしてきた歴史を紹介。今回の受賞で「世界中のより多くの人々が沖縄の現状を知るようになることを願う」と訴えた。

 高里さんと共に式に出席した同会議の安次富浩(あしとみひろし)さん(71)は「われわれの草の根運動が国際的に注目されたことは、これからの沖縄にプラスになるのではないか」と話した。

 IPBはマクブライド平和賞をオール沖縄会議のほか、核軍縮や平和活動に尽力したとして、米言語学者ノーム・チョムスキー氏と英政治家ジェレミー・コービン氏にも授与した。

 同賞はアイルランドの外相を務めた故ショーン・マクブライド氏の功績をたたえ、一九九二年に創設。平和や軍縮などの分野で活躍した個人・団体に贈られる。二〇〇三年に日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が、〇六年には平和市長会議(現・平和首長会議)が受賞した。

◆翁長氏、受賞は「県民の励みに」

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は二十五日、「オール沖縄会議」のショーン・マクブライド平和賞受賞について「辺野古新基地建設に反対する非暴力の取り組みが評価された。沖縄県民にとって大きな励みになる」とのコメントを出した。

 「国内外でさまざまな沖縄を支援する団体の活動や、連帯の輪が広がりつつあることを心強く感じている。今後も辺野古に新基地は造らせないとの公約実現に向け、不退転の決意で取り組む」と強調した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報