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【社会】

精密機器10点も中国に 留学生不正輸出容疑 規制品の可能性

 軍事利用可能な赤外線カメラを経済産業相の許可を受けずに、昨年五月に不正輸出したとして、警視庁公安部は二十四日、外為法違反(無許可輸出)容疑で中国人留学生(22)=東京都足立区=を書類送検した。捜査関係者によると、留学生は他にも軍事利用可能な精密機器約十点を日本のインターネットオークションで入手し、中国に輸出していた。

 捜査関係者によると、留学生は二〇一五年の来日直後から、ネットオークションで監視カメラや、電波の波形を測定して機器が壊れていないかチェックする「オシロスコープ」などを落札し、中国に輸出していた。いずれも外為法で輸出に許可が必要な「リスト規制」の対象だった可能性がある。

 留学生は「日本で中古品を安く入手して、中国で高く売り、小遣いを稼ごうと思った」などと供述。中国人民解放軍や中国の大学に売り込もうとした記録があるが、実際の転売先は不明という。

 赤外線カメラについて留学生は、中国・広州の軍事用品販売会社の男に売ったと供述。チャットに「こんなものを手に入れました」「米軍用です」などと書き込み、赤外線カメラを写真付きで紹介し、購入を持ち掛けていた。公安部は留学生が精密機器の輸出を繰り返す中でこの男と知り合ったとみている。

 

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