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【社会】

飲料で「がん治る」虚偽説明 マルチ商法大手、業務停止

 消費者庁は二十四日、連鎖販売取引(マルチ商法)の大手「フォーデイズ」(和田桂子社長、東京)の会員らが、清涼飲料水で「がんが治る」と虚偽の効能をうたって勧誘したのは特定商取引法違反(不実告知)などとして、フォーデイズに新規勧誘など一部の業務の六カ月間停止を命じた。

 同庁によると、会員数は約三十五万人、二〇一六年度の売上高は四百二十九億円に上り、消費者庁による特商法違反の処分では、過去最大の取引規模。

 消費者庁によると複数の会員が昨年十月以降、清涼飲料水「核酸ドリンク ナチュラルDNコラーゲン」(一本八千六百円)の購入を消費者に勧める際、「ぼうこうがんの父がこれを飲んで治った」「つえなしに歩けない人が歩けるようになった」などと虚偽の説明をしていた。会員が知人宅を訪れ、「ちょっと上がっても良いか」などと目的を告げずに家に上がり込み、勧誘をした行為も同法違反(氏名等不明示)と認定した。

 フォーデイズは、会員や勧誘された人が製品を購入すると、売上金の一部が上位の会員に分配される仕組みで、新たに会員を増やすと会員内の地位が上がる。各地の消費生活センターには一五年四月以降、同社に関する相談が計七百三十五件あった。過半数が六十〜八十代で、七割以上が女性。

 フォーデイズは「処分を真摯(しんし)に受け止め、不適切な勧誘を撲滅したい」とのコメントを出した。

 

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