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【社会】

日馬富士暴行問題 横審「厳しい処分必要」 調査未了で判断持ち越し

横綱審議委員会の定例会合に臨む北村正任委員長(左から2人目)と日本相撲協会の八角理事長(右から2人目)ら=27日、東京・両国国技館で

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 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の会合が二十七日、東京・両国国技館で開かれ、大相撲の横綱日馬富士による暴行問題について、協会から現在の調査状況などの説明を受けた。「厳しい処分が必要」との見解が大勢を占めたが、協会の危機管理委員会による調査が終わっておらず、横審としての判断は持ち越した。 

 会合後に会見した北村正任(まさとう)委員長(毎日新聞社名誉顧問)は、日馬富士の暴行を「相撲ファンを裏切るもの、暴力をなくそうとする協会の努力をないがしろにするもの」と批判した。

 さらに「(委員の)全体の空気として、暴力があったということは、ほぼ間違いない。非常に厳しい処分が必要だろうと、委員会全体として(意見が)ありました」と説明。「横綱としての体面を汚す場合」などに横審として行える引退勧告などの対応を取るべき事案との認識を示した。

 非公開で行われた会合は、通常は十五分前後だが、一時間ほど続いた。北村委員長によると、委員からは「協会による調査はいつまでに終えるのか」などの質問や、調査を早急に進めるよう意見が出たという。

 一方で、被害者である幕内貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱)の行動にも疑義が出た。北村委員長は「貴乃花親方の姿勢は納得できない、不可解だと(の意見が出た)」と明かした。

 横審は今後、危機管理委の調査が終わり次第、臨時の会合を開いて日馬富士への対応を審議する。過去には、酒に酔って知人男性を暴行したとされた横綱朝青龍に対し、二〇一〇年二月に「引退勧告書」を協会に提出した。

 ◇ 

 鳥取県警は暴行現場に同席した横綱白鵬を二十八日にも参考人として聴取する方針を固めたことが分かった。

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