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【社会】

新基準初、来年2原発 福井県内 大飯再稼働1、3月

 福井県の西川一誠(いっせい)知事が関西電力大飯(おおい)原発3、4号機の再稼働に同意したことを受けて、関電の岩根茂樹社長は二十七日、「安全最優先で全力で取り組みたい」と述べ、あらためて早期の再稼働に意欲を示した。関電の計画では3号機は来年一月中旬、4号機は三月中旬に原子炉を起動する。廃炉中を含め十五基の原発が立地する福井県では、関電高浜原発3、4号機(同県高浜町)が既に稼働しており、新規制基準下で初めて、同一県内の二カ所の原発が動くことになる。

 大阪市北区の本店で記者会見した岩根社長は「3、4号機が営業運転を開始すれば、速やかに電気料金を値下げしたい」と語った。

 関電は高浜3、4号機でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電をしているが、岩根社長は「今回は関係ない形で再稼働する」と話し、大飯3、4号機では通常の燃料を使用する考えを明らかにした。

 西川知事は再稼働同意の判断に当たり、県外立地を求めた使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、関電が二〇一八年中に計画地を選定する方針を示したことなどを評価。国に対しては、原発に対する国民理解を深めることや地域振興策の継続を確認した。二十七日午前の会見で「(再稼働は)地域に役立ち、日本にとって意義あることだ」と強調した。

 大飯3、4号機は一一年三月の福島第一原発事故後、一二年七月に電力不足を理由とした民主党政権の政治判断で再稼働した。翌年の定期検査で停止後、関電は新規制基準に対応するため総額千二百二十億円を投じて対策工事を実施し、今年五月に原子力規制委員会が新規制基準への適合を認めた。

 

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