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【社会】

米ヘリ部品か 保育園に落下 園児遊ぶ庭まで50センチ

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 沖縄県宜野湾(ぎのわん)市で保育園に円筒状の物体が上空から落下したトラブルで、同じ時間帯に米軍のCH53大型輸送ヘリコプターが付近を飛行していたことが七日、分かった。政府関係者が明らかにした。防衛省や沖縄県警は、米海兵隊が落とした可能性が高いとみて詳しく調べる方針。

 県や県警によると、落下物はプラスチック製のようなもので、長さ約九・五センチ、直径約七・五センチ、重さ二百十三グラム。ヘリの回転翼に異常がないかを検出する計器のカバーとよく似ているという。表面に英語で「飛行前に取り外す」などと書かれていた。けが人はなかった。

 関係者らによると、七日午前十時十五分ごろ、同市野嵩二丁目の「緑ケ丘保育園」から約三百メートル西の米軍普天間(ふてんま)飛行場でCH53が離陸。約五分後、保育園で「ドン」という音がし、屋根を確認すると円筒状の物体が落ちていた。CH53は離陸後、保育園の方角に向かって飛んでいたという。米海兵隊は「われわれはこの報告を真剣に受け止め、事案を調査している」とコメントしたが、落下物の詳細を明らかにしなかった。

 小野寺五典防衛相は「断定はできないが、写真では米軍機に使われている物に見える。米側から詳細な情報が得られ次第、沖縄県や地元に説明する」とした。

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は「一歩間違えれば重大な人身事故につながりかねない。深刻な事故と認識している」として、防衛省や米軍に速やかな事実確認を求める考えを示した。

 普天間飛行場所属の米軍ヘリCH53を巡っては、今年十月、同県東村の牧草地で不時着し炎上。二〇〇四年には宜野湾市の沖縄国際大に墜落し、米兵三人がけがをした。

 

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