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【社会】

座間事件 白石容疑者を再逮捕 横浜の女性殺害容疑など

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 神奈川県座間市のアパートで九人の遺体が見つかった事件で、警視庁は十一日、横浜市都筑区の女性=当時(25)=に対する殺人と死体遺棄の疑いで、白石隆浩容疑者(27)を再逮捕した。「私がやったことに間違いない」と容疑を認めているという。東京都八王子市の女性=同(23)=への殺人、死体遺棄容疑で既に逮捕されており、立件される被害者は二人目。

 再逮捕容疑では十月十八日ごろ、自宅で女性の首を絞めて失神させた後、ロフトから下げたロープで首をつって窒息死させ、同月下旬までの間に包丁などで切断して遺棄したとされる。

 捜査一課によると、自宅で押収されたのこぎりなどの付着物と、女性のDNA型が一致した。室内からは女性の携帯電話やバッグが見つかった。女性の所持金は千円前後とみられ、白石容疑者は動機を「金目的だった」と説明している。

 女性は十月十七日未明、会員制交流サイト(SNS)ツイッターで「死にたい。疲れた」と発信。白石容疑者が「一緒に死にませんか」と応じ、約四十回のやり取りをしていた。十八日午後六時四十分ごろ、小田急線相武台前駅からアパートに向かう二人の姿が、周辺のカメラに映っていた。

◆今後捜査難航も

 警視庁捜査一課が、白石隆浩容疑者の再逮捕容疑の対象としたのは、横浜市の女性(25)の事件だった。女性の失踪時期は十月十八日で、最初に立件した東京都八王子市の女性に次いで二番目に新しい。

 捜査関係者によると、今回の再逮捕では、九人のうち最初に失踪した神奈川県厚木市の女性(21)の事件から、順番に立件することも検討した。

 だが、横浜市の女性については、DNA型やカメラ画像などの物証があり、捜査幹部は「確実な事件からやっていく」として、横浜市の女性の事件で再逮捕することを決めた。

 他の被害者の事件では、殺害時期や経緯について白石容疑者の記憶が曖昧で、実名や年齢すら知らない被害者もいる。遺体は一部が捨てられるなど激しく損傷し、司法解剖でも死因や死亡した時期を特定できなかった。一課は事件の全容解明を急ぐが、今後は難航も予想される。 (谷岡聖史)

 

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