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【社会】

日馬富士 略式起訴も 年内にも、鳥取地検

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 鳥取市内のラウンジで平幕貴ノ岩(27)を素手やカラオケのリモコンで殴り、けがを負わせたとして、鳥取県警は十一日、傷害容疑で元横綱日馬富士(33)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身=を書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたとみられる。関係者によると、鳥取地検は年内にも略式起訴する方向で検討に入った。 

 地検は詰めの捜査を進め、正式な裁判を求める起訴ではなく、罰金を簡裁に求刑する流れになりそうだ。

 事件を巡っては、日本相撲協会の危機管理委員会も調査しており、協会は二十日に臨時の横綱審議委員会と理事会を開き、危機管理委の最終報告を受ける方針。貴ノ岩の聴取を拒否している師匠の貴乃花親方は、県警の捜査終了後に協力する意向を示しており、動向が注目される。

 元横綱の弁護士は十一日、書類送検を受けてコメントを出し、貴ノ岩や貴乃花親方に謝罪し、慰謝の措置を話し合うため申し入れを行う意向を明らかにした。示談が成立した場合、地検の処分に影響する可能性もある。

 地検は、貴ノ岩の処罰感情や負傷程度、引退による社会的制裁などを考慮し、慎重に判断するもようだ。

 捜査関係者によると、元横綱は秋巡業中の十月二十五日夜から二十六日未明にかけて、ラウンジの個室で酒を飲んだ上、貴ノ岩を殴り、頭部に十日程度のけがを負わせた疑いが持たれている。

 元横綱は暴行の事実を認めている。横綱白鵬が貴ノ岩の態度を注意していた際、貴ノ岩がスマートフォンを操作しようとしたことに腹を立てたという。

 個室では白鵬や横綱鶴竜、関脇照ノ富士らモンゴル人力士と、石浦らが同席していた。

 略式起訴の場合、通常は簡裁から即日、罰金の略式命令を受けるケースが多い。不起訴処分となった場合は、理由として「嫌疑なし」「嫌疑不十分」などのほか、嫌疑はあるが犯罪後の事情などを考慮して起訴を見送る「起訴猶予」がある。

 

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