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【社会】

リニア入札 JR東海担当者を聴取 大林組に情報提供か

 JR東海が発注したリニア中央新幹線の関連工事を巡る入札で不正があったとされる事件で、東京地検特捜部が、JR東海の担当者を任意で事情聴取したことが、関係者への取材で分かった。名古屋市の非常口新設工事などを受注した大手ゼネコン大林組(東京)が入札を有利に進められるよう、担当者が取り計らっていた疑いがあるとみて調べている。

 特捜部は大林組を家宅捜索し、土木部門トップの副社長を任意で事情聴取したほか、大手ゼネコン鹿島(東京)の鉄道担当部長も聴取している。大林組がJR東海の担当者から工事費に関する情報提供などを受け、鹿島などの競合他社と個別に受注調整する際に生かした可能性があるとみて疑惑の実態解明を進める。

 JR東海は「捜査に関わることで答えられない」とし、十一日に設置した調査委員会で事実関係の把握に努める考えを示した。

 JR東海によると、大林組が名古屋市で受注したのは、リニアの地下トンネルで事故が起きた際に地上へ避難するための非常口の新設工事「名城非常口」(中区)と、既存の東海道新幹線の駅直下に新駅を建設する工事の一部「名古屋駅中央西工区」(中村区)の二件。同社はこの他、東京と神奈川で計二件受注している。

 

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