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【社会】

ジェンキンスさん死去 77歳 拉致 解決しないまま…

2004年7月、羽田空港に降り立ったジェンキンスさん(右)、曽我ひとみさん(中央)。左は長女美花さん、後方は次女ブリンダさん

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 北朝鮮による拉致被害者曽我(そが)ひとみさん(58)の夫で、新潟県佐渡市在住の元米兵チャールズ・ジェンキンスさんが十一日、致死性不整脈のため死去した。七十七歳。関係者によると、自宅前で倒れ、病院に運ばれたという。葬儀・告別式は十五日午前十時から佐渡市窪田一九の三、黎明(れいめい)セレモニーホール佐和田式場で。喪主は曽我ひとみさん。

 一九四〇年生まれで米ノースカロライナ州出身。在韓米軍の陸軍軍曹だった六五年に軍を離れ、北朝鮮に入国。曽我さんとは英語を教えた縁で親しくなり、八〇年に結婚。長女美花(みか)さん(34)と次女ブリンダさん(32)をもうけた。二〇〇二年の曽我さん帰国後の〇四年、娘二人と共にインドネシア・ジャカルタを経由して来日した。

 脱走罪などに問われており、同年、米軍法会議で禁錮三十日の判決を受けたが、刑期短縮により釈放。その後、曽我さんの故郷の佐渡市に一家そろって帰郷した。

 佐渡市では観光施設の土産売り場で働き、記念撮影に気さくに応じる接客で観光客の人気を集めた。

 一二年には共同通信のインタビューに応じ「全ての面で自由になり、自由に息ができる」「家族みんなが一緒で幸せを感じる」と語った。

◆増元さん母・信子さん死去 90歳

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 北朝鮮に拉致された増元るみ子さんの母増元信子(ますもとのぶこ)さんが十二日、心不全のため死去した。九十歳。鹿児島県出身。十四日、鹿児島県姶良(あいら)市で葬儀・告別式を開くが時間、場所は不明。喪主は長男信一(しんいち)氏。

 次女るみ子さんは、二十四歳だった一九七八年、当時二十三歳の市川修一さんとともに、鹿児島県吹上町(現日置市)の海岸で行方不明になった。

 北朝鮮は二〇〇二年九月、るみ子さんの拉致を認めたが、八一年に心臓病で死亡したと説明。その後も長女の平野フミ子さんら親族と共に、生存を信じて日本政府に事実解明と救出を求め続けた。

 

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