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【社会】

もう「シャンシャン効果」 上野動物園 17年度400万人超も

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 上野動物園(東京都台東区)で六月に誕生したジャイアントパンダの子ども、シャンシャン(雌)が十二日、生後半年を迎えた。同園によると、十九日から始まる一般公開を前に早くも集客効果は出ており、四〜九月の上半期の来園者は約二百二十万人(同14・1%増)と、二〇〇七年度からの十年間で二番目に多い。シャンシャン人気で、一七年度は六年ぶりに年間来園者四百万人を達成する? (川田篤志)

 「誕生してからメディアで連日報道されたことが大きい。増加はシャンシャン効果で間違いない」。園の金子美香子教育普及課長はこう断言する。特にシャンシャン誕生後の七〜九月の来園者は、約九十六万人で、前年同期比26・4%増に上る。

 まだ公開されていないのに足を運ぶ来園者の心理を、「早く見たいという期待感に加え、近くで成長を見守りたいという気持ちの表れでは」と推し量る。

 園の歴史をたどると、パンダの存在が来園者数に影響していることが分かる。

 日中国交正常化を記念してカンカンとランランが来園した一九七二年度に初めて五百万人を突破。七四年度には七百六十四万人とピークに達した。だが二〇〇八年にリンリンが死んで、園内にパンダがいなくなると、〇八年度は六十年ぶりに三百万人を割った。シャンシャンの父親リーリーと母親シンシンが来園した一一年度は四百七十万人と大幅増となった。

 シャンシャンは九日に実施した身体検査で体重一二・三キロ。シンシンと追いかけっこをしたり、木登りしたまま寝てしまったりするなど順調に成長している様子が確認されている。

 十九日からの公開が始まれば「来園者は確実に増えるだろう」と金子課長。「たくさんの人が観覧を心待ちにしているはず。シャンシャンが人に慣れたら公開時間を延ばし、より多くの人に見てほしい」と話す。

◆観覧希望 140倍の日も

 十九日から始まる一般公開では、受け付けを始めた六日正午〜十一日午後二時の約五日間で計二十三万九百四十組の応募があり、一日最大で百四十倍(倍率は暫定値)とプレミアチケット化している。

 観覧は一日限定四百組(一組五人まで)。現在受け付けている観覧日は二十八日までで、最も応募が多かったのは二十三日の土曜日で五万六千四十三組。最小だった二十二日でも三十八倍に上った。

 上野生まれのパンダの公開は、一九八八年誕生のユウユウ(雄)以来、二十九年ぶり。観覧できない人のために、園は十九日をめどにインターネットでのパンダ舎のライブ配信を準備している。

 混乱を避けるため来年一月末まで一日四百組の限定公開を続ける。現在の観覧日の応募締め切りは十二日。年末年始の休園後の一月二〜八日の観覧申し込みは今月十三〜十九日に受け付ける。申込先は「チケットぴあ」のサイトか、電話=0570(02)9999=へ。詳細は上野動物園のホームページで。

 

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