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【社会】

「加計側発言は例外」と政府 特区WGの議事公開ルール明文化

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題を受け、政府の国家戦略特区諮問会議は十五日、手続きの透明性向上のため、自治体などから提案内容をヒアリングする特区ワーキンググループ(WG)の議事公開ルールを明文化した。提案者に同席する「説明補助者」は「WGでは発言を認めない」と記載。政府側は会議後、二年前のWGで説明補助者だった加計学園が発言したのは「振り返って整理すれば、例外的な措置だった」との見解を示した。

 明文化されたルールでは、説明補助者を「陪席者」と位置付け、同席を認めるだけで発言権を認めないと規定。「提案者が希望する場合に限り、氏名・役職を議事要旨などに掲載する」とした。内閣府の担当者は会議後、「陪席者の発言は原則認めない。発言があった場合、従来通り議事要旨などには記載しないが、(特区選定の)参考にすることはある」と明かした。

 WGの運営は「座長が適当と認める方法により公表する」とあるだけで、明確なルールがなかった。二〇一五年六月五日のWGで加計学園幹部の発言を議事要旨に記載していなかったことが発覚すると、政府側は国会で「学園幹部は説明補助者であり、非公式な発言なので記録していない」と答弁。野党から手続きが不透明と批判の声が上がった。

 右崎正博・独協大名誉教授(憲法・情報法)は「補助的な立場であっても政策決定に影響を及ぼす発言ならば記録に残すべきだ。それが公正な行政決定のルールに資する。加計学園は例外的に発言を認めたが、記録していないというのは都合が良すぎる」と指摘している。

 この日の諮問会議では、省庁間の協議は双方が合意したやりとりを議事録に残すことなど、特区協議の議事録作成のルールも決めた。

 

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