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【社会】

風俗店火災 4人死亡 大宮、1人重体 昨年避難路で指導

白煙を上げ燃えるソープランドが入る建物=17日午後2時41分、さいたま市大宮区で(須藤英治撮影、一部画像処理)

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 十七日午後二時ごろ、さいたま市大宮区宮町四、ソープランド「Kawaii大宮」から「煙が充満して逃げられない」などと一一九番が相次いだ。埼玉県警などによると、鉄筋コンクリートの地上三階建ての建物延べ約百七十平方メートルを全焼し、男性六人、女性五人の計十一人を搬送。うち四十〜五十代とみられる男性一人、二十代ぐらいの女性二人の計三人が死亡した。ほかに三階で性別不明の一人の遺体が見つかった。 

 残る搬送者のうち女性一人は心肺停止状態から蘇生したが重体。七人は軽症とみられる。県警と消防が身元確認を進めるとともに、出火原因や詳しい経緯を調べている。現場はJR大宮駅から北に約五百メートルで、風俗店などが密集している。

 消防によると、二、三階部分の燃え方が激しい。一、二階に接客する部屋が五部屋ずつ、三階に客の待合室と従業員の休憩室がある。建物内には階段が二カ所あり、一階北側にはボイラー室があるという。消防車約二十台が出動し、約七時間後に鎮火した。消防は当初、建物は延べ百九十五平方メートルと発表していた。

 さいたま市消防局は昨年六月、消防法に基づき同店を立ち入り検査していた。同消防局によると、消防設備に問題はなかったが、避難経路に障害となる物があるとして改善を指導した。その後、速やかに是正したとされるが、出火時の状況は分かっていない。

 近所の住民らによると、出火時の現場周辺は風が強く、黒い煙が広がった。「ドーン」という大きな爆発音も聞こえたという。

 

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