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【社会】

ネット通販詐欺多発 商品検索から誘導→偽サイト1万9800件

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 ネットで買い物をしようとグーグルやヤフーなどの検索サイトで商品を検索した利用者を偽のショッピングサイトに誘導し、代金をだまし取る手口が横行していることが、警察庁などのまとめで分かった。検索結果の上位に「ブランド腕時計 高品質」などと宣伝したリンク先が表示され、アクセスすると自動的に詐欺サイトに転送する仕組みが大半で、同庁は注意を呼び掛けている。 (石川修巳)

 警察庁によると、産学官による日本サイバー犯罪対策センター(JC3)が今年五月、愛知県警と共同で詐欺サイトの発見ツールを開発。これまでに一万九千八百三十四件の詐欺サイトを見つけ、警察など関係機関に情報提供した。

 誘導先の詐欺サイトでは、ブランドの時計やかばんなど高級品だけでなく、スポーツ用品や日用雑貨などまで幅広い商品を表示。これらとともに、代金名目で振り込ませる口座が掲載されている。

 警察はJC3が発見した詐欺サイトの振込先を分析し、名義人となっていた六十二人分の計百二十二口座を特定。口座への入金は昨年末から一件当たり数千〜数万円、総額で約二億四千万円に上っており、警察庁は詐欺被害によるものとみている。口座名義人らへの捜査で、二十都道府県警が口座売買に関して犯罪収益移転防止法などの疑いで、男女四十三人を摘発した。

 JC3のサイト(同センター名やJC3で検索)では、詐欺サイトの見分け方を説明している。サイトの住所に当たるURLのうち「.com」「.jp」など最後の部分が、見慣れない「.top」「.xyz」「.bid」などのケースが多いという。

 また、表示が法律で義務づけられている事業者名や住所、電話番号、代表者・責任者の記載がなかったり、振込先口座が個人名義になっていたりする場合にも注意が必要という。

 警察庁は「被害に遭わないようウイルス対策ソフトを、常に最新の状態にしておいてほしい」と話している。

<詐欺サイト> 商品を売る意思や能力がないのに、正規の販売サイトを模した偽の画面を表示させ、インターネットショッピングの利用者から代金をだまし取る目的でつくられたサイト。個人情報やクレジットカード情報が盗み取られる恐れもある。説明文の日本語表記が不自然だったり、支払い方法が銀行振り込みとクレジットカード決済から選べるように記載されているのに、実際に可能なのは銀行振り込みに限定していたりする。法人が運営しているサイトにもかかわらず、振込先が個人名義になっている場合もある。

◆詐欺サイトの主な特徴

・URLが見慣れない「.top」「.xyz」「.bid」などになっている

・事業者名や住所、電話番号、責任者の記載がない

・日本語の表記がおかしい

・代金の振込先が個人名義

 

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